温浴施設の薪ボイラーの活用について
奈良県天川村における「天の川温泉センター」では、薪をボイラーの燃料として活用しています。天川フォレストパワー協議会が地域の村民から1立方メートル当たり5,000円(規格外は3,000円)で買い取り、乾燥させ温浴施設に対して燃料として販売しております。薪を持ち込んだ村民は、地域振興券をもらい村内の店舗で使用することで、地域内の経済循環に貢献しています。
天川村は村内の97%を森林で占めており、吉野林業が栄えた地域でした。輸入木材などにより木材の価格下落が進むとともに林業従事者の数も減少していき、山の荒廃が進んでいた。そこで、天川村が音頭をとり、間伐材のエネルギー利用を推進させてきた経緯があります。
これからの日本は、多様なエネルギーを活用していくともに、間伐材をエネルギーとして活用していく必要があります。
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